戸建ての新築

近年、めっきり減ってしまった戸建ての新築です。丁度いつもの散歩道どおりだったので、基礎工事からずっと観察することができました。
数年前に、ここに建っていた家は、昭和30~40年ごろに建てられたもののようで、こじんまりした庭を持つ小さなたたずまいの家でした。それが、だんだん庭の手入れが悪くなり、立木も伸び放題、雑草も茂り放題になってきたかと思ったら、ある日突然解体され、更地になって1年ぐらいは、放置されていました。
二つの通りに面した角地の良い敷地で、もったいないなと思っていたら、新築が始まりました。 この家は、近代的な作りです。完全な吹き抜けの居間で中途からロフトのような2階部分がある、最近はやりの家のようです。屋根の下には、発砲スチロールのような断熱材が敷き詰められ、壁は耐熱シートで覆われています。実に機能的なつくりです。昔のイメージから戸建ては寒いと感じていましたが、これなら完璧なエアコンができ快適でしょうね。
それにしても、こんな新築の家ができると、なんとなく嬉しくてほっとします。この近辺は、ほとんどが昭和30~40年代に建てられた団地で、今は老人世帯ばかり、一人暮らしが大半です。売りに出ている建物もたくさんあります。
中心街の浜の町までは、車で10分という大変便利なところなのですが、なにしろ斜面地、新しい建築基準法では、道路に面している長さが足りず、再建築不可という土地もあります。そんな土地は除外するとしても、土地建物ともに大変値が下がっており、中古住宅で450万円というところもあります。買うなら今のうちですよ。ぜひ、若い人たちにどんどん来て貰いたいですね。